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2022年の振り返りとこれからについて

2022年を振り返りながら新しい年の抱負を記したいと思います。今年は少しずつ、考えていること、感じていることを形にして伝えていく年にできたらいいなと思っています。


2022年4月から始動した小児外科でのアートセラピーの仕事、日々のイロニワでの活動で1人の人と向き合うとき、その時間に私が心にとめていたことは

  • カルテにはない物語を想像すること​

  • 年齢をどうとらえるか

  • 鈍感でいること​

  • 気まずさを見つめる​こと

  • 混沌にとどまること

でした。


10月お誘いいただいたLife as Art, Quality of Life Design 2022をきっかけに整理する機会を得ました。


<カルテにはない物語を想像すること>

精神科での研修で強く思ったことであり、今もこれからも大切にしていきたいと思っていることです。家庭環境、既往歴を読むと痛ましく思うこともある。あるいは病気についてできることではなくできないことばかりが書かれていたりする。それは確かに大切な情報だけれど、いつでもフラットにその人の前にいること、カルテには書かれていない物語の大きさを忘れないようにと思っていました。臨床の現場に限ったことではなく人生は色々な語られ方がある。自分の人生を何度でもどのようにでも語れるのは自分だけ。

イロニワ生徒さんの「それぞれのものがたり展」を2022年の頭に行ないました。「物語」はこれまでもこれからもキーワードです。


<年齢をどうとらえるか>

個人は過去から現在までのあらゆる年齢からなるタペストリーのようである。成熟は直線的に進んでいくかもしれないが、早期の段階は決してなくならない。よく統合された個人は多岐にわたる自己の状態にきづいていてアクセスすることができる。これらは現在の経験において用いられ続け、生き方に関する構造を与える。このように、発達は過去と現在の自己から成り、直線的にも多次元的にもとらえることができる。(ジョアン エリクソン)

退行と成長を繰り返していくこと、「自己と時間」は変わらず私のテーマです。


<鈍感でいること​>

洞察し、敏感であることに努めるべきだけれど、その力は磨いていかなければならないけれど、目の前に目を光らせている人がいたら疲れてしまう、怖いかもしれない。だから少し意識をどこか遠くへ持っていこう、鈍感でいようと思っています。


<気まずさを見つめる​こと>

気まずさを見つめること、これは関係性への着目です。人を見るだけではなく私の心の動き、私と相手の間に流れる空気感、気まずさをこわさずに、気まずさの中に漂うこと。

これは大事だと思っています。


<混沌にとどまること​>

アートとセラピーが相容れないことは散々に思い知ってきましたが、混沌、この一点においてだけなんて相性の良いことと思っていました。

ただ、今年は少し渾沌に穴をあけようと思っています。(荘子の神話より)

穴をあけてみないと見えないことがあるかもしれないと思ったからです。どういうことか、いずれまたブログに書いてみたいと思います。


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