くものいすコースではこどもの気持ちに寄り添いながら、作ったり、描いたりを通して一緒に悩みや課題に向き合うお手伝いをしています。アートセラピーという描画・造形を通して行う心理療法がベースになっています。

やってみたいと思えることを一緒に探し、手を動かしながらお話をしたり、出来上がった作品を通して理解を深めていきます。

 不登校や行きしぶりに親御さんが不安を感じるのは当然のことかもしれませんが、「不登校＝悪いこと」ではないという認識をもつことは大切です。学校に行くことを目的にするのではなく、長い目を持ちその子が心穏やかに自分の力を発揮できる環境へと導けることが大人の役割なのではないかと感じます。

リラックスをして取り組んでもらえるよう、お子さまの気持ちを受け止めながらそれぞれのペースでゆっくり進めます。作品を分析したり、上手につくることが目的ではないのでご安心ください。

また、小・中学生の保護者の方には​作る過程や作品を通して気づいたことなどをテキストにし、月１でお渡ししています。小さな心の動きや変化を感じ取れるのではないかと思います。