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2024年

更新日:1月17日

インスタグラムの投稿にやっとな私はすっかりブログがおざなりになっていました。読み返してみると気ままな文章で、インスタグラムとはまた違い、気ままに感じていることを書く場所でも良いかな、、と思い、2023年を振り返りながら記してみたいと思います。


新年を襲った大地震はまだ渦中にあり、気持ちも整理されないまま日常が始まりました。日常を始めることができることがどんなに恵まれているか、、


2023年は不思議な感覚をともなっていた年でした。なんだかそわそわとする感覚、動きたいのに動けない、決めたいのに決められない、直感がきかない、そんな1年だったように思います。

イロニワはこれでいいのだろうか?という自問自答に対して、動きたかったのだけれど、どう動けばよいのか道筋が見つからなかった。

しかし、淡々と重なっていく日々が積み上げてきたものの実感は確かにありました。

新年を迎えてこのもやもやを何度も整理しようと試みているうちにわかったことは、私のことをもっと楽しむことです。イロニワ云々というより、私自身が新しいことへの挑戦に億劫になっていたように思います。私の日々の体験、経験はいつもこどもたちとの時間に反映されるから。


子犬だったバロンは体格だけは成犬になり、たくさんのこどもたち、保護者の方になでてもらい、優しく接してもらい、来たばかりの頃は見知らぬ人に震えたり唸っていたけれど、今ではとても積極的でお祭り好きな犬になりました。人だかりには必ず顔を出すので、私も知らない人と言葉を交わす機会がとても多くなりました。噛みぐせがなかなか抜けなく、カムッシーというあだ名もつきました。

かれこれ4年いるこの民家は徐々に居心地が良くなり、近所の方、商店街の方とも顔なじみになり、やっと、ここの風土に旅人感覚ではなくいられるようになってきたように思います。


イロニワ開業当初から今も通ってくれている子は園児が4年生に、3年生は中1に5年生は中3になりました。時の流れの速さにただ驚きます。

通ってくださる生徒さんの保護者の方々は、お1人お1人がとても素敵な方ばかりで、恵まれているな、ありがたいなと感じることばかりです。



2024年、

衝撃と痛みをともなった幕開けになりました。

昨年は5月と10月に2度、珠洲市を訪れました。

悲しい、つらい状況でも生き抜く底知れない人間の強さをあなどってはいけないと同時に大丈夫だと思いこんでいた心がぽきっと折れる脆さ、危うさがある。

両端において、自分の想像、理解、感覚が及んでいないことを肝に命じておきたいと強く思いました。


どんな1年になるだろう。

どのような形でも良いので、微力でも自己満足でも何かしら被災地の力になりたいと思っています。


笑顔を忘れず前向きに日々を重ねていけたらと思います。



2024.1.16












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